生まれるまでの話１

私は結婚して割とすぐ主人のお仕事で海外赴任が決定しました。

そこで、子供を作るのは先延ばしにしていました。

海外での子育てなど考えられず、かといって主人の単身赴任という選択肢も新婚ホヤホヤ（笑）では考えられなかったためでした。

しかし今思うと、とても良いタイミングで妊娠し帰国できたので、きっと先延ばしは子almaの選択でもあったのかなと思います。

結局海外赴任期間は5年間、その最後の最後で私は妊娠し日本に帰国することができました。

主人の海外赴任が決定し、私はすぐに帯同することを決めました。

それまで海外旅行は辛うじて3回ほど行ったことはありましたが、生活するとなると話は別です。

それに赴任先はあまり環境が良いとは思えない、中国への赴任でした。

近さ故か私の場合、海外旅行の選択肢にも上がらない中国…インフラ整備もあまりされていない、あまり清潔では無い国というイメージでした。

ただ、そんなにイメージからかけ離れた国ではありませんでしたが、帯同して良かったなと思っています。

何より逃げ場が無いので夫婦間の絆は、かなり深まりました。

それに長期のお休みがたくさんあったので色々な国へ海外旅行に行くこともできて楽しかったです。

そもそも赴任先が海外なのだから…と思うでしょうが、赴任先が旅先で新鮮で楽しめるのは1年間が限度でした（笑）。

2年目からはその国への不満と日本の良いところがそれぞれ強調されて思い至るようになります。

3年目からは2年目のそれが穏やかになる…という感じでした。

長期休みで日本に一時帰国するたびに、中国（自宅）に帰りたくない気持ちでいっぱいになりながら5年間よく頑張ったなと…。

楽しかったのは事実ですが、今は海外赴任など考えたくもないです（笑）。